①「問題編」は事件発生から事件後捜査までがドラマで再生
②「推理編」は「問題編」で入手した「手がかり」を用いて事件の仮説を立てる
③「解決編」再びドラマパートにになり、②「推理編」で立てた「仮説」から推理を行い事件を解決
と言う3つの構成でストーリーが進んでいきます。
①「問題編」と③「解決編」のドラマパートは全編実写のフルムービーで展開されており、ドラマや映画そのままのクオリティーでストーリーが進んでいきます。
100年にわたって起こる“4つの殺人事件”を解決するため、時代を越えて織りなす物語は、1人が複数の役柄を演じるマルチロールシステムで展開されます。
探偵役のミステリ作家・河々見はるか役の桜庭ななみさんはどの時代でも探偵に近い役柄を演じるため、事件ごとに探偵役の俳優を覚える必要がなく、違和感がなく進められます。
それ以外の役者はある時代では頼れる味方だったのに別の時代では怪しい容疑者の1人になったりするので、思い込みには要注意になります。
個人的には、役者の演技が色々と楽しめて凄く良かったです。
このゲームの肝である「推理編」のシステムの仕様がこのゲームをつまらなくしてとても残念です。
推理の仮説同士を言葉で繋いて仮説を繋いでいくという手法で、様々な仮説を導きだし「解決編」での答えを導き出していくと言うシステムです。
ただ、自分が考えている言葉の組み合わせで仮説が立てられるかもと思っても、その仮説が用意されておらず、ただゲーム製作者側が用意した言葉の組み合わせで仮説を立てていくので、プレイヤーが推理する楽しみを奪っている感じです。
操作性も滅茶苦茶悪いため、苦痛な時間になってしまいとても残念です。
まとめ
システム面で少し残念な部分もありましたが、それが全く気にならないほどの結末でした。
映像だからできる細かい部分が伏線になっており、ストーリーに関しては、とても素晴らしいものと思います。
作成するのは大変かもしれませんが、続編やサスペンスなどの他ジャンルでも作ってほしいです。
ゲーム情報
ジャンル:ミステリアドベンチャー
発売:スクウェア・エニックス
発売日:2022/5/12
年齢区分:B
公式サイト:https://www.jp.square-enix.com/retrotica/