あらすじ
『恋愛の神様』の手違いで、「大切な誰か」の記憶を失ってしまった主人公。
本当は絶対に忘れちゃいけなかった、大切な記憶。かけがえのない想い。
フォトグラファーとして彼女は、さまざまな“カレ”と出会い、恋に落ちていく中で、失った記憶を少しずつ取り戻していく。
彼女が忘れてしまった「大切な誰か」とは、一体誰なのか──?
ファインダーの向こう側で、やさしく微笑むその人の名前は……。
システム概要
物語
ゲームには以下の4つの物語があります。プレイの進行に応じて楽しむことができます。
・メインエピソード:各カレとの恋愛ストーリー。独立した物語として展開。
・サイドエピソード:お仕事を通じて見られる、メインでは描かれないカレの姿。
・カードエピソード:SSRカードや一部SRカードに付属する特別ストーリー。
お仕事&成長
お仕事を達成すると、アイテムやカードなどが手に入ります。
入手したアイテムを使って「エピソードの開放」や「カード育成」が可能に。
フォトグラファーとして成長すると、日本各地から新たな依頼も舞い込んできます!
収集&育成
多種多様なカードが登場し、各カードには「育成マップ」が用意されています。
マップのマスを開放することで、カードに紐づくストーリーが読めるように。
※高レアリティのカードほど、さまざまなお仕事を達成して全国に散らばるアイテムを集める必要あり!
SNS&会話
本作には「Share」というSNS機能があり、エピソードの進行に合わせて投稿されます。
そこでは語られないカレの想いを垣間見ることができます。
また、カレから電話がかかってくる「音声電話」機能もあります!
・タイムライン:日常の投稿や、仲間とのコメント付きのやり取り。
・ダイレクトメッセージ:カレとの個別チャット。よりパーソナルな交流が展開。
・音声電話:ストーリーと連動した、ボイス付きの電話イベント!
撮影
実際の写真をもとにした美麗な背景イラストが登場!
四季や時間帯によって変化する日本の風景も、見どころのひとつ。
さらに、360度の全天球ビューを採用しており、まるでゲームの世界に入り込んだような臨場感を味わえます。
マイスタジオ
主人公の仕事場「マイスタジオ」は、好きな家具でコーディネート可能!
一定時間ごとにカレが訪問してくれます。
置いた家具によって訪れるカレが変わり、訪問回数によってスタジオ限定エピソードも解放!
ちょっぴり不機嫌なカレにタップで機嫌をとって、友好ポイントをゲットしよう!
触れ合いを重ねて、もっと仲良くなっちゃおう♡
登場キャラクター
円城寺 帝(CV:前野智昭)
完璧主義で恋愛ベタなCEO
高級レストラン「帝城」のCEO。幼い頃から病弱な兄の代わりとして期待され、厳格な父のもとで育つ。
学生時代に起業し、現在は複数のレストランを経営する。
仕事には非常に真面目だが、恋愛や遊びに関しては少し不器用で、天然な一面も。
佐久間 洸(CV:石川界人)
妥協を許さない“俺様”編集長
ファッション誌「as.as」の若き編集長。的確で妥協を許さない姿勢が評価される一方で、厳しい言動が誤解を生むことも。
人との距離はやや冷たく見られがちだが、一度信頼を置いた相手には丁寧に接する。
料理も得意で、生活力も高い。
西条 護(CV:梅原裕一郎)
紳士な“策略家”刑事
警察官の両親を持ち、自身も刑事として勤務。
家事全般に慣れており、周囲への気配りもできる。
自身の容姿に自覚的で、状況によってはそれを利用する冷静な判断力も持ち合わせている。
高橋 朔也(CV:櫻井孝宏)
マイペースで“図書館好き”な大学准教授
大学で教鞭をとる文学系准教授。読書が趣味で、常に本を持ち歩いている。
マイペースで人との関わりはやや避けがち。
意外にも甘いものが好きというギャップがある。
藍沢 星(CV:土岐隼一)
“愛を振りまく”美形バンドマン
ロックバンド「KLEEBLATT」のボーカルを担当。
朗らかで人懐っこい性格で、友人や家族との関係も良好。
周囲を元気づける一方で、恋愛にはやや不器用な面もある。
久遠 郁人(CV:岡本信彦)
年下“ツンデレ”大学生
台湾とのハーフで、日本語は流暢だが人との距離感には慎重。
子どもの頃は主人公によく懐いていたが、現在は素直になれず、誤解されやすい性格。
感情を表に出すのは苦手だが、行動で示すタイプ。
皇 龍之介皇 龍之介(CV:天﨑 滉平)
静かながら存在感のある茶道家
若くして茶道の家元を継いだ人物。落ち着いた口調とマイペースな性格が特徴。
ふらりと現れたり消えたりすることがあり、予測しにくい面も。
人の話を聞くのが得意で、自然と人が集まる存在。
プレイ感想レビュー
イラストの好みが分かれる
絵柄に関しては、やや古風な印象があり、人によって好みが分かれると思います。私は昔の乙女ゲームに慣れているので、そこまで気になりませんでしたが、今風のスタイリッシュなビジュアルに慣れている方には少し懐かしく感じられるかもしれません。
ガチャについて
10連ガチャであれば必ず1枚以上はSR以上のカードが出る仕組みになっています。ダイヤも比較的集めやすいため、無理なく10連を回せるのは好印象。ただし、カードのイラストは正直あまり期待できず、ビジュアル面での魅力よりも「お仕事に使うためのアイテム」といった印象が強いです。
ゲーム性について
基本は、ガチャでカードを集めて育成し、目標数値を超えた状態で「お仕事」をこなしていくスタイル。報酬としてストーリー解放用アイテムや育成アイテムが手に入ります。お仕事自体はボタンひとつでサクッと終わる簡単な作業ですが、進めるには「お仕事チケット」が必要です。
このチケットは時間で回復するのではなく、1日2回のログインボーナスやダイヤによる回復、アイテム交換などで入手可能です。ただ、物語が進むにつれて必要チケットやストーリー解放アイテムが一気に増えるため、無課金だと苦しく感じる場面も。チケット回復は、せめて時間制にしてほしかったなと思います。
ストーリーについて
導入部分は少し唐突な印象でしたが、各攻略キャラの恋愛描写は丁寧で、読み進めるうちに惹き込まれました。私は刑事ルートをクリアしましたが、その中で「ヒロインが記憶喪失である必要性があるのか?」という疑問は残りました。
また、作中の疑似SNS(X(旧Twitter)風)もストーリーと連動していて、特に刑事のSNSは同僚とのやりとりがリアルで面白く、世界観への没入感が高まりました。
最後に
全体としては楽しめましたが、イラストのクオリティやゲームシステムにもう少し工夫があれば、さらに良い作品になったのではと思います。個人的には、妖精や記憶喪失の原因など、気になる設定が最後まで明かされなかったのが少し心残りでした。もう少しそのあたりもストーリーに絡めてくれると、より満足度の高い体験になったと思います。
総評
星数:★★★☆☆(3/5)
こんな人におすすめ!
・物語の中で“失われた記憶”を辿る感情の旅が好きな人
・推しのボイスで電話がかかってくると死ぬほどテンション上がる人
・「恋×仕事×カメラ」の三拍子で人生迷子になりたい人
・カード育成・着せ替え・SNS要素、ぜんぶ詰まったゲームをじっくり楽しみたい人
・“あの人”の名前を、もう一度自分の記憶に刻みたい人
ビジュアル&メディア資料
ゲーム情報
・タイトル:センチメンタルフォトグラフィ
・リリース開始日:2022年1月18日
・リリース終了日:2022年10月31日
・ジャンル :育成&恋愛アドベンチャーゲーム
・価格 :基本プレイ無料 ※一部有料アイテムがございます。
・提供元:株式会社マギシステム
公式サイト:http://senphoto.jp/
当ページは株式会社マギシステム『センチメンタルフォトグラフィ』の画像を利用しております。 該当画像の転載・配布等は禁止しております。
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